水素で抗酸化!水素でカラダを守る

水素について調べたことを詳しく書いていきます。

活性酸素を知りましょう

活性酸素とは一体何なのでしょうか?

活性酸素フリーラジカルと呼ばれるものにはいろいろな物質があるのですが、酸素から生成される活性酸素には4つの種類があります。それは、それぞれに異なる性質を持っています。

小さなミクロの世界で発生している活性酸素

酸素が存在している場所では「酸化」という化学反応が起こるということ、活性酸素は大気中の酸素が変化して生成されるものであるということ、そして、活性酸素はわたしたちのカラダに悪影響を及ぼしてしまう物質であるということがわかってきました。

この活性酸素は一体どのようにして酸素から生成されるのでしょうか?まず、この活性酸素の発生はわたしたちの目には見えない分子や原子レベルでの反応だということです。ですので、活性酸素の発生のメカニズムには分子や 原子のことを少し理解する必要があります。分子や原子のなりたちを理解していないと、活性酸素が本当に怖いものだと理解しにくいかも知れません。

O2(酸素)はO(酸素の原子)が2個結びついて1個の酸素分子として成り立っています。この1個のO(酸素原子)には、その中心に核(原子核)があり、その核の周りを8個の電子が回っていると考えてください。8個の電子はK殻(1S)に2個、L殻に6個(2Sに2個、3Pに4個)という構成になっていて、原子核の軌道上を順序よくきちんと回っています。この8個の電子をペア(対)になっている関係で分類します。1Sの2個、2Sの2個、3P野中の2個はペアになっていますが、3Pの残りの1個ずつはペアのない状態です。今回は、わかりやすく電子軌道に第1軌道〜第5軌道と番号をつけて見ていきたいと思います。

それぞれが軌道のペアになっている状態では、原子は電気的に安定した状態になります。しかし、外側の2つの軌道〈第4軌道と第5軌道〉には電子が1つずつしかはいっていませんので、この軌道上の電子はペアになることができない状態の電子ということになります。このペアを組めない電子のことを「不対電子」と呼んでいます。ですので、不対電子のある原子は不安定な状態になる原子ということになります。酸素原子の中で酸化や活性酸素の生成に関係する電子はこの外側の2つの軌道を回っている不対電子なのです。

酸素がほかの分子や原子から電子を奪っているのです

それでは、酸素分子から活性酸素がどのようにして生成をされるのかを見ていきましょう。
O2(酸素)は分子として存在していますので、1個のO(酸素原子)はもう1つのO(酸素原子)と結合しています。ですが、酸素分子1個は第4軌道と第5軌道に1個ずつしか電子を持っていません。そこで、第5軌道上の電子が相手と結合してペアになります。この状態は一家なんていしているように見えますが、まだ第4軌道上には電子が1個ずつしかありません。ということは、外側の第5軌道には見かけ上2つの電子がありペアを組んでいるのですが、第4軌道上にはまだ、ペアを組めない分子「不対電子」が存在していて、ペアを組める相手をずっと探している求めている状態になるのです。ですので、この酸素分子は、非常に不安定な状態にあるということがいえます。
この不安定な状態の酸素分子が他の分子や原子に出会うと、安定するために相手から電子(他の分子の不対電子やペアが成立している分子までも)を奪うという反応をするのです。つまりこれは、相手側の分子からしてみると「酸素分子に電子を奪われた」という状態になり、その分子は「酸化された」ということになります。これが酸素が他の物質を酸化するということになるのです。この「他の物質と過激に反応する物質」を「(フリー)ラジカル」とよんでいます。すなわち活性酸素フリーラジカルの一種になります。
一方、電子を奪われてしまった分子は自分が不対電子を持つことになり、不安定になりますので、別の分子から電子を奪う反応をすぐに起こします。このようにして、次々と反応が続いていき、酸化が進んでいくのです。

エネルギー生成時に出る活性酸素をいかにして抑えるか・・・

わたしたちは酸素を利用してエネルギー源を燃やしている

わたしたちはタンパク質やブドウ糖を酸素で燃焼させてエネルギーを発生させています。細胞の中にある「ミトコンドリア」でエネルギーを発生させているのです。生きていくためのエネルギーを自分のカラダの中で作っているのです。この「ミトコンドリア」という小器官は「ミトコンドリア・エンジン」とも呼ばれ、ミトコンドリアの膜にエネルギーの生成に必要な酸素が備わっています。細胞内のミトコンドリアではわたしたちの生活に必要な大量のエネルギーをフル稼働で生産しています。
そして、作られたエネルギーは「アデノシン三リン酸(ATP)」という生体分子に蓄積されていきます。このアデノシン三リン酸を運搬係としてカラダ中のエネルギーの必要な場所に必要な量が届けられるのです。
食事などから摂取されたブドウ糖やタンパク質は腸内で吸収され、血液を通って各細胞へと運ばれていくのですが、その過程で、ミトコンドリア内に届けられ、エネルギーとして変換されていきます。このことを「TACサイクル」とか「クエン酸サイクル」とよんでいます。

酸素の消費量とわたしたちの寿命には深い関係性が・・・

わたしたち日本人の平均寿命は80年を超えていますが、同じように酸素を使って生きている動物たちはどうでしょう。ネズミのような小動物は約1年くらいと言われていますし、ゾウは約70年と言われています。同じ哺乳類ですが、こんなにも違うものです。ネズミにしてもゾウにしても一生で打つ脈拍の数は約8億回と同じ数字だということがわかっています。ゾウに比べてネズミは約70倍の速さで心臓が鼓動していることになるのです。
さらに、ネズミもゾウも細胞または組織1グラムあたりの一生の間に消費する酸素の量も同じであるということがわかっています。先ほどと同じようゾウに比べてネズミは約70倍の速さで酸素を消費していることになるのです。

酸素の消費量によって生命の寿命が決まっている

わたしたちも酸素を吸って生きています。何気なく酸素を吸ってごくごく当たり前の空気を知っている以上は活性酸素の弊害を避けることはできないのです。その酸素を利用してミトコンドリアの内部で酸化・還元(電子の移動)を行い、エネルギーの生成を行っているのですが、この時点でいろいろな活性酸素が発生してしまうにです。言い換えれば、普段の生活で消費するエネルギー量(代謝エネルギー)が多ければ多いほど、活性酸素の発生も多くなるということなのです。
わたしたちは活発に活動すればするほど、活性酸素の弊害を受けることになりますので、酸素の消費量が寿命を決めてしまうとも言えるのです。

運動量の差が寿命の差となる

酸素消費量と寿命の関係は同じ種類の動物を使った数多くの実験で確認されています。冬眠をする哺乳動物などは、冬眠中にはカラダを動かすことがなく、体温も約37℃から7℃前後まで下がることが確認されていて、それに伴い、脈拍数も通常1分間に約60回のところが2分間で1回と急激にさがるのです。こうすることで、酸素の消費量も減り、エネルギーの代謝も下がるのです。活性酸素の発生も自ずと減るわけですから、活性酸素の弊害から身を守っているということにもなります。

ミトコンドリア
細胞内部にあるミトコンドリアは膜に覆われており、その内部も膜で仕切られています。その膜にエネルギー生成に必要な酸素が備わっています。ミトコンドリアは通常、細胞1個の中に数十個存在し、 エネルギーの生成が活発な臓器、例えば、肝臓の細胞では約500〜2000個以上あるようです。

TCAサイクル・クエン酸サイクル
カラダの中では、タンパク質やブドウ糖を酸素で酸化させて、最終的には、CO2とH2Oにまで分解しているのです。この過程でエネルギーが発生し、そのエネルギーを取り出しているのですが、このことをTCAサイクルと呼んでいます。しかし、タンパク質、ブドウ糖と酸素だけでは、酸化反応は起こらず、その他に酸化反応に必要な物質が各種「酵素」になります。

エネルギー生成の過程で活性酸素が発生してしまう

わたしたちのような好気性生物は食ものを直接的に酸化させることはせず、酵素などのパワーを借り、複雑な過程を通して食べ物から水素を取り出しています。この水素からの電子をミトコンドリア内部でやり取りをし、その電子の流れによってエネルギーを作り出しているのです。この段階で活性酸素が発生しています。

ミトコンドリアでエネルギー生成過程に発生する活性酸素。これが過剰になることを防いでくれるのが水素サプリメントから発生する水素なのです。細胞レベルからの発生に対抗するべく、カラダの中では水素が常にある状態にしておくことが大切なのがよくわかります。

 

自然環境の悪化でも増加する活性酸素を抑える水素サプリメント

生活水の処理に使う塩素が活性酸素を誘発する

自然環境の悪化で活性酸素の害が増えてきます。大気汚染などでダムから流れてくる水道水などにも影響があるのです。浄水場でエンッ祖によってしっかりと処理をされた水がわたしたちの家庭に流れてきています。これが原因のひとつで水道の水が臭いと言った声をよく聞きます。

家庭用の浄水器や濾過器を使い、ニオイや不純物を取り除く家庭が増えています。 しかし、世界中どこの国でも水道水の消毒には塩素が使われており、水道水独特のつ〜んとした塩素の臭いがしてしまいます。プールなどに行くとわかりやすいですね。

水道水の消毒・殺菌にはカルキが使用されていて、このカルキは塩素系の殺菌・消毒・漂白剤になります。 この塩素処理では、水と塩素の反応によって活性酸素の仲間である次亜塩素酸が発生します。

さらに、農薬や工場からの廃液、洗濯洗剤など生活排水に含まれている界面活性剤などの化学物質が河川や地下水に浸透、流れ込むことで、水質そのものは悪くなるばかりです。水道水として利用するためには当然、処理をするためにカルキの量が増えていくいっぽうです。そうなれば、ますます次亜塩素酸の発生量も増えてしまうというわけです。この次亜塩素酸は塩素の処理で取り除くことはできないのです。

 

 

生活排水が河川・沼・湖に流れ込むと富栄養化がおこり、この富栄養化した水には浮民という物質が生成されてしまいます。このフミンが含まれた水が塩素処理されてしまうと、フミンと塩素が反応し、トリハロメタンという発がん性の高い物質へと変化します。まだまだ安全ではありますが、安心だと思われている水道水にまで、活性酸素の弊害が出る可能性を秘めているのです。

オゾン層を破壊することだけが大気汚染ではない

自動車や工場から排出される大気汚染の元凶である窒素酸化物や硫黄酸化物などですが、これら酸化物が上空で紫外線にあたり雨の中に溶け出し、硝酸と硫酸になって、酸性雨として降ってくるのです。この酸性雨が森林や植物を枯らし、地面の中の水銀やカドミウム、アルミニウムなどを地下水に溶け出させてしまうのです。

そして、これらの水をわたしたち人間が長期間に渡って飲んでしまうと脳や肝臓に障害が発生します。また、冷蔵庫やエアコンに使われているフロンガスは大気中で一酸化塩素ラジカルという活性酸素に変化し、オゾン層を破壊してしまいます。このオゾン破壊によって紫外線が大量に地上に降り注いでしまうのです。

紫外線の影響は皮膚がんだけでなく、地上の生物の生態系そのものを脅かしてしまうのです。 次亜塩素酸 水道水の塩素処理では塩素と水の反応してしまい、次亜塩素酸が発生します。次亜塩素酸そのものはラジカルではありませんが、過酸化水素水、一重項酸素と同じようにすぐに活性酸素を発生させてしまう、活性酸素の仲間になります。

 

 

トリハロメタン

水道水の塩素処理によって発生する一群の有機ハロゲン化合物の総称になります。塩素または集その元素を3つもっており、クロロホルムに代表される発がん性が報告されている物質のひとつです。 酸性雨 イオウ酸化物や窒素酸化物が溶けている雨のことで、phは酸性で生態系そのものに広く悪影響を与えています。通常の雨に比べて、何十倍も酸性(ph5.6以下)によっており、石炭や石油などの燃焼、自動車の排気ガスによって発生するイオウ酸化物(SOx)や窒素酸化物(NOx)が原因になります。土壌の変質や森林の枯死につながります。

 

四塩化炭素

無色で独特の臭いがある有害な液体で、メタンや二酸化炭素が塩素と結合することで発生します。溶剤や消火剤として使用し、フロンの原料にもなっています。 日常生活に使っている安心安全だと思っているものから発生してしまう可能性のある活性酸素。水素サプリメントを飲んでおくことで、活性酸素そのものを抑制できますのでとっても安心です。

 

水素がカラダにいつもある生活、健康維持につながりますね。水素サプリメントを補給しましょう。

 

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生活習慣病対策には水素サプリメントがばっちり!!

活性酸素生活習慣病のトリガーになる!
生活習慣病の真の黒幕は活性酸素の発生とその弊害であることは前述していますが、生活習慣病とはどういったものがあるのでしょうか?
ちなみに、活性酸素に対抗するための対策そのものが生活習慣病対策になることは間違いありません。
もともとは昭和30年代の初めころから厚生省が使い始めた40~60歳代の働き盛りに多い病気として「成人病」と言われていましたが、最近では、研究が進み、それらの病気の原因の多くが患者の生活習慣そのものに起因するものであることから、「生活習慣病」と呼ばれるようになりました。

生活習慣病とは?

生活習慣病(せいかつしゅうかんびょう、英: lifestyle related disease、仏: maladie de comportement、独: Zivilisationskrankheit)は、糖尿病・脂質異常症・高血圧・高尿酸血症など、生活習慣が発症原因に深く関与していると考えられている疾患の総称である。日本では、かつて加齢によって発病すると考えられたために成人病(せいじんびょう)と呼ばれたが、生活習慣が深く関与していることが判明してきた。このため、1997年頃から予防できるという認識を醸成することを目的として呼び方が変わった。
このような疾患と肥満を複合する状態を、医学的にメタボリックシンドロームと総称する。また、がん、脳血管疾患、心臓病の3大死因も生活習慣との関わりが強い。肥満はこれらの疾患になるリスクを上げる。この生活習慣とは、食事の内容、喫煙習慣、運動習慣、飲酒の習慣のことである。
日本では生活習慣に起因する疾病として主として、がん、脳血管疾患、心臓病などが指摘され、それらは日本人の3大死因ともなっている。肥満はこれらの疾患になるリスクを上げる。また肥満自体が生活習慣病のひとつともされることがある。また糖尿病(1型糖尿病を除く)・脂質異常症(家族性脂質異常症を除く)・高血圧・高尿酸血症などが挙げられることもある。(ウィキペディアより)

生活習慣病と呼ばれる病気の種類は?

■がん
遺伝が原因となる場合と生活習慣の偏りが原因となる場合がある。

動脈硬化
動脈壁にLDLなどの脂肪が過剰にたまり、壁の膜が厚くなり硬くなる状態です。動脈硬化は血液の流れが悪くし、脳や心臓、四肢のさまざまな病気を引き起こします。
主な原因は、喫煙、運動不足、肥満、高血圧、高脂血症、ストレスなど。

■糖尿病
血液中の血糖値が上昇、尿に糖が出る病気のこと。
その原因は高カロリーな食生活の継続、日頃の運動不足やストレスなど。

高脂血症
コレステロール中性脂肪といった、血液中の脂質が過剰となった状態のこと。
原因は遺伝、糖尿病、脂質の取りすぎなど。

■高血圧症
名前のとおり、血圧が高くなった状態のことをいいます。
遺伝や食事、肥満などのほか、腎臓の病気やホルモン異常などが原因として挙げられます。

■肥満症
標準体重より体重が重くなった状態で、脂肪が多い状態のこと。
消費カロリーよりも食事で摂取するカロリーが上回ってしまい、過剰に余ったエネルギーが脂肪として蓄積されてしまうと肥満になりやすい。ホルモンや脳の異常、遺伝性の病気が原因となる場合もあるようです。

脳卒中
脳出血くも膜下出血のように脳内血管の破裂・出血。脳梗塞のように脳の血管が詰まった状態のこと。
主な原因は高血圧、高脂血症、糖尿病、動脈硬化不整脈などになります。

生活習慣の見直し、改善による活性酸素発生の抑制が大切!

これらの多くが食生活、運動の有無、飲酒・喫煙の習慣、休日の過ごし方といった生活リズムに起因します。食生活の欧米化で高カロリーの食事を取るようになり、これが年齢層の引き下げの一因にもなっています。生活習慣の根本からの見直しと克服で、活性酸素発生の原因を抑え、活性酸素による弊害を抑えることが重要なのです。

それでは、生活習慣病対策をいくつか見てみましょう。活性酸素抑制対策です。

水素サプリメントなどで活性酸素そのものの発生を抑制する。
②エネルギーの過剰摂取に注意する。腹八分目を心がけ、暴飲暴食をしない。
③動物性の脂のとり過ぎに注意する。牛豚の脂身やラード、バターのとり過ぎに気をつける。
④軽い運動やストレッチなどを行い、ストレス解消をする。
⑤アルコールの摂取を控え、禁煙をする。
⑥長時間、紫外線を浴びないようにする。放射線も必要以上に浴びない。
⑦抗酸化物質を出来るかぎり摂取する。ビタミンC、βカロテンなど自分自身の抗酸化力を高めること。
⑧良質なタンパク質を摂るようにすること。タンパク質は抗酸化物質を助けてくれる栄養素なのです。
ポリフェノール(赤ワイン、柑橘類のフラボノイド)、カテキン(緑茶)、イソフラボン(大豆)、ケルセチン(玉ねぎ)といった抗酸化物質の
摂取を心がける。

がん|活性酸素の抑制には水素サプリメントがいちばん!

がん〜発症から治療〜活性酸素の関わりとは?

がんは細胞が活性酸素によって壊されること、遺伝子に障害が出ることで発症します。しかし、活性酸素は発症だけではなく、治療にも生かされているのです。活性酸素は強力な殺傷能力があるからなのです。

ガンの発症〜どのようにしてがんになるのか・・・
がん発生は発がん物質も数多く発見されており、研究は多方面に渡り広くすすめられています。ウイルス性のがん(成人T細胞白血病ウイルス〈ATLウィルス〉)などのウイルス性のがんは除き、細胞レベル、遺伝子レベルで活性酸素にダメージを与えられることによって発生します。
がんは薬品、農薬、食品添加物、紫外線や放射線、電磁波、タバコや飲酒、現代社会における過剰なストレスなどから発生してしまう活性酸素によってがん遺伝子を抑えていたがん抑制遺伝子が傷つき、がん遺伝子が活性化してしまうことによってDNAそのものを傷つけていくことで発症します。

 

Dr.SAITO’S SELECT

 

 

ガンを治療する医療の現場では、ガン撲滅を望む方たち、研究者によって多岐にわたる研究が勧められているにもかかわらず、撲滅に至らないのが現実なのです。これらの治療方法は外科手術によってがんに侵されている部分を切除する方法、放射線をがん細胞にあてる放射線療法、抗がん剤などの科学的療法が行われます。

放射線療法
がん患部に放射線を照射し、その部分に活性酸素を発生させることでがん細胞そのものを破壊していくという方法です。しかし、この方法はがん細胞だけにとどまらず、その周辺にある正常な細胞までも破壊してしまう可能性があり、照射の方法や角度、そして放射線の量などさまざまな工夫や技術が必要とされています。ここでも活性酸素の弊害が起きる可能性があるのです。

化学療法
一般的に抗がん剤と呼ばれる薬剤を投与することです。この抗がん剤や制がん剤を投与することで、やはりカラダの中で活性酸素を発生させ、活性酸素の強力な殺傷能力によってがん細胞を消滅させようとします。放射線治療と同じように正常な細胞をも破壊してしまう危険性が含まれています。さらに、心臓、肺、腎臓などの細胞への弊害、免疫力そのものの低下といった副作用が伴う治療法になります。

活性酸素がこのようにに発症から治療に深く関わっていることがわかってきていますが、日常生活の中での活性酸素抑制がいかに大切かということを忘れてはいけません。過剰に発生する活性酸素を防ぐ生活、そしてその生活の見直しが必要なこともあるのです。水素サプリメントなどでカラダの内側から活性酸素を取り除いていくこと、抗酸化物質(スカベンジャー)の摂取、生活習慣の見直しが重要といえるのです。

 

Dr.SAITO’S SELECT

 

 

早期発見と早期治療、見つかってからでは遅いこともある?!

近年、ガンは治る病気と言われ「早期発見」「早期治療」が重要だと言われてきました。しかし、最近では、それでも遅いと言った声もあるのです。なってしまってからでは手の打ちようがない場合もあり、ならないようにすることが大切だと言われています。先ほどと重複しますが、活性酸素の研究が進んでいる現在、発症したがんを取り除くことよりも発症しないような生活をしていくことが大事だと言われます。つねに抗酸化物質・水素サプリメントなど、そしてストレスフリーな生活で活性酸素を抑えておき、がん遺伝子を活発にさせないこと、がん抑制遺伝子が活性酸素に傷つけられないようにしておく必要があるのです。この生活を心がけることで、前述の動脈硬化と言った他の病気にもなりにくくなり、健康な生活をおくることができるのです。

抗酸化力をあげる!水素サプリメント

カラダの酸化、防ぐにはどうすればいいのか・・・?

老化、がん、生活習慣病などは活性酸素が細胞を酸化させることによって起こってしまいます。酸化を防ぐにはどうすればいいのでしょう?本来、カラダには酸化を防いでくれるシステムが備わっています。しかし、そのシステムでは追いつけなくなってしまっているのが現状です。カラダに備わっている機能、それを維持するための自分での予防・改善について考えてみましょう。

活性酸素の酸化が原因で起こる動脈硬化については、真の悪玉、活性酸素生活習慣病の本当の黒幕の項で詳しく説明をしました。あらためて、極めて簡単に説明するならば、今まで動脈硬化の原因とされてきた悪玉コレステロール(LDL)ですが、実は活性酸素による酸化が原因でそれが変性LDLになってしまうことが本当の原因であったのです。

この動脈硬化も非常に怖いものではありますが、やはり、とても恐ろしい病気の1番は「がん」ではないでしょうか?がんで死亡する人の割合は年々増加しており、今ではがんは日本人の死因の1位になっています。また、発見が遅れるほど治る確率は低くなり、早めに治療をしても再発する可能性もある、というやっかいな病気です。がんで死亡する人の割合は毎年増加傾向にあり、今後もさらに増えると考えられています。

 

がんの発症にも関わっている活性酸素

 

わたしたちのカラダは細胞でつくられていて、その細胞の遺伝子にはさまざまな役割を持ったものがあります。細胞は日常生活のなかだけで、いつも刺激や毒性物質【活性酸素など】などにさらされています。本来、刺激で傷んだ細胞は、自己回復し、元通りになる力をもっています。さらに遺伝子の中には、がん遺伝子、がん抑制遺伝子、DNA修復遺伝子といったがんに関わる遺伝子があることも分かっています。

ですが、細胞の持つ回復力をはるかに超える刺激やダメージを受けると細胞は回復できず、細胞自身が正常な働きをしなくなったり、別の働きをするようになってしまいます。
さらに、がん抑制遺伝子が活性酸素によってダメージをうけてしまうことで、がん遺伝子が活発に働いてしまったり、DNA修復遺伝子が活性酸素によって傷つけられてしまうと、がん化した遺伝子を元の状態に戻せなくなってしまい、正常な細胞までもやがて、がん細胞へと変わっていき、その細胞周辺の組織や器官までもが癌化してしまうことが分かっています。

活性酸素からカラダの酸化を防いでいくことが大切になる

わたしたちのカラダに活性酸素が及ぼす影響が段々と分かってきています。生活習慣病など病気の約9割に活性酸素が関与していると言われています。わたしたちのカラダにはこの活性酸素に対抗するシステムが備わっています。ビタミンや酵素などが活性酸素の弊害を除去してくれています。
食べ物からも摂取することができます。いわゆる、抗酸化物質(スカベンジャー)と言われるものですが、これらを摂取することで活性酸素を取り除いていくことができます。もちろん、水素、水素サプリメントをしっかり摂取し、活性酸素を取り除くことをお忘れなく。

活性酸素が原因で動脈硬化に!これはかなりキツイ!

生活習慣病の本当の黒幕・・・

過剰な活性酸素はわたしたちのカラダにさまざまな弊害をもたらします。
生活習慣病の原因・引き金とされる動脈硬化ですが、その動脈硬化の犯人は悪玉コレステロール(LDL)が非常に有名ですが、本当の黒幕は、活性酸素だったのです。

活性酸素が黒幕である動脈硬化とは一体どういったものでしょうか。

動脈硬化とは、読んで字のごとく、動脈、血管が硬くなってしまうことです。血管そのものの壁が硬くなってしまい、弾力性・しなやかさがなくなり、血管の壁も厚くなるので、血管の内側が細くなってしまいます。だんだん血管がボロボロになっていきます。
この動脈硬化は血管が硬くなってしまう場所によって3つの種類にわけられます。

①粥状硬化(じゅくじょうこうか)
胸部大動脈や冠動脈、脳動脈といった大きな血管や中くらいの太さの動脈の内側にこぶを作っていきます。このこぶは血管の内側にLDLが入り込むことでお粥のようなどろどろとした塊になってしまうのです。このこぶ・塊は粥腫と呼ばれ、「アテローム」「プラーク」とも言われます。
心臓や脳内でアテロームが大きくなり血流を止めたり、粥腫が破裂し血栓ができたりすることで、「心筋梗塞」や「脳梗塞」が起こり、また、心臓内の冠動脈で起こると「狭心症」になってしまいます。

②中膜硬化(ちゅうまくこうか)
中くらい、小さめの動脈で起こり、カルシウムが中膜に染み込み石灰化が起きます。この石灰化で血管が硬くもろくなってしまい、血管の壁が破れてしまうことさえあります。
ちなみに、血管(動脈)は、内膜、中膜、外膜、の3つの層からなっています。内膜の内側に薄い「内皮細胞」と呼ばれる血管の壁に血液が通り抜けないように守っている細胞があり、そして、中膜には「平滑筋細胞」と呼ばれる細胞が詰まっています。さらに中膜は、これら3つの層の中でもいちばん厚く、弾力性に富み、強い血圧にも耐えることができるのです。
中膜硬化は血管の内側が狭くなると言った事は起こりにくいようですが、大動脈、足の動脈、首の動脈で起こりやすいようです。

③細動脈硬化(さいどうみゃくこうか)
脳や腎臓、目の網膜と言った小さく細い末梢の動脈で起きる動脈硬化です。高血圧と深く関係があると言われており、細動脈などの動脈が硬くもろくなることで、血管の壁が破れてしまい、出血したり詰まったりしてしまいます。

動脈硬化は恐ろしい病気といえるでしょう。しかし、これらはどのように進行していくのでしょうか?

もともと、血液中の悪玉コレステロール(LDL)は「LDL受容体」によって細胞内に取り込まれていきます。そして細胞の成分になったり、エネルギーとして使われていきます。しかし、このLDLが血液中に増えすぎてしまうとLDL受容体が細胞内にとりいれることができなくなってしまい、LDLが余ってしまいます。その余分なLDLは行き場を失ってしまうのですが、血管内膜の内皮細胞のすき間から内膜に入り込んでしまいます。そして、この内側に入り込んだLDLが活性酸素によって酸化されてしまい、「変性LDL」に変わってしまうのです。

この「変性LDL」は細胞の成分になったりエネルギーとして使われることができなくなってしまうのです。わたしたちのカラダにとっては異物となってしまったこの「変性LDL」をマクロファージがどんどん取り込んでいきます。これはマクロファージの食作用と言われるものです。しかし、この食作用に制限はなく、処理ができなくなってしまった変性LDLは溜まってしまうばかりです。
マクロファージも変性がおこり、過酸化脂質で膨れ上がった泡沫細胞へと変わっていきます。血管内膜でたまった膨れた泡沫細胞は内膜そのものを膨れさせてしまうのです。泡沫細胞はこうやってどんどん増え続け、血管の内膜の間はLDLや泡沫細胞、泡沫細胞の死骸でどろどろになっていくのです。血管の壁はボロボロになり柔らかさ・弾力も失い硬くなっていきます。このようにしてアテローム動脈硬化が起こり、心筋梗塞脳卒中を引き起こして行くのです。

ですので、動脈硬化になる原因であるLDL、そしてそのLDLを酸化、そして過酸化脂質へと変性させてしまう活性酸素がいかに恐ろしいかということがわかります。もちろん、血液中のLDLやHDLといったコレステロール中性脂肪の量を抑えることが大切です。これらの量が増えすぎてしまうと活性酸素のターゲットにされやすいわけです。